長女(10歳) の授業参観に参加してきました。
ただ、今は「授業参観」と呼ばず、
地域に向けた「学校公開」という形で行われております。
私自身は、土日休み、安月給ながらもホワイトな会社ですので、
土曜日に行われる「学校公開」は必ず出席しております。
公立はいろんな子がいるから面白い
私自身も、公立小学校卒。
お金はないですが、もしお金持ちでも、
子供の小学校は公立に入学させていたと思います。
やはり、いろんな人種がいることを理解するのは、小さい時に必要な体験。
授業を覗きに行くと、
やはり勉強ができる子、できない子、
勉強は得意ではないけど、運動を続けるために頑張っている子、
騒ぐ子、
おしゃべりをしている子、
開始10分ぐらいで、違う世界にいってしまった子、
開始5分で教科書を折り紙にしてしまう子。
社会の縮図とは、うまく言ったものです。
勉強をしていない子、というのは、授業10分ほど見れば、
素人の私でもやっぱりわかります。
勉強をしていない子の特徴:机に前を向いて座れない
私が教室に入って、最初に目についたのは、前を見ていない子でした。
授業やっているのに、前を向いてない、なんてあるの?
先生が喋っているのに、いつでも後ろの子と話せる体になっています。
大人向けにいうと、車でバックをしているような感じ。
半身で後ろを向いている。
先生が、 “こっち見てー ” といっても顔だけ向く。体は前を向かない。
長女がやっていたら、ゲンコツは確定です。
長女に後で聞くと、
ダンスなど運動をやっている子のようなのですが、
勉強は不得意なようでした。そりゃそうだ。あれじゃ、勉強以外もできるわけがない。
先生を含めて、指導者の話を聞く方法などを教えてもらっていないんですかね。。。
勉強をしていない子の特徴:座れない。ぐにゃぐにゃ
授業が開始して10分ほどで、肩が揺れ動きます。
早い子だと、5分ぐらい。
これは男子が多かったです。じっとできない。ぐにゃぐにゃ。
背もたれに背中を支えることもできず、肩が揺れうごき、
最終的に机に横たわります。
文字通り、机で寝てます。上半身を机に載せて、寝っ転がっています。
長女に聞くと、スポーツや習い事等をあまりやっていない、
集中を持続させる何か、をしてこなかった子が多い印象です。
そのうち1人は、ガチの中学受験塾に行っている子だそうで。。
親側の対応も2パターンになるイメージです。
・全く公開授業を見にこない無関心な両親
・両親ともに出場。授業中に話しかけるほどの熱心な両親
振り幅が大きい。。。
中学受験塾に行っている子は、お父様とともに、特徴のあるお母様もお見かけしたことがあります。
COACHのバックを持って学校公開にきておりましたが、、
COACHはご存知無い方向けに、これ↓です。
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ブランドものを学校に持ってくるとは。。私の価値観の中では、無い選択肢でした。(ブランドものはほとんど無いけどね。)
いろいろ、ぶっ飛んだ価値観をお持ちのようです。。
勉強をしていない子の特徴:教科書をイジイジ・折り紙
子供が手持ち無沙汰でよくやる、お手手イジイジです。
はい、あれです。
放置すると、大人になってもやるので、子供のうちにシャットアウト。
大人だと、髪をイジイジする人になるんですかね。
我が家では、お話中は必ず手はお膝です。
お手イジイジが開始した時点で、手を叩(はた)きます。
教科書上のお絵かきなら、まだいい方です。
教科書を折り込み始めたらアウト。
目に見えて授業と合っていないページを開いて折り紙。
あなたのお子様は、教科書が逆さまになっていませんか?
教科書に折り紙やくしゃくしゃ跡があったり、とかがあったら、
ぜひ学校公開に行くことをお勧めします。
勉強だけが大事じゃない、、、けど。集中力はいるんじゃない?
勉強だけが全てじゃない。
勉強だけが大事じゃない、俺は勉強は要らなかった。だから勉強は要らない。
昔ヤンチャをしたベンチャー社長なんかがよく言うセリフですが、
はい、確かにそうです。勉強だけが全てじゃありません。
ただ、自分の子供にも言えるのだろうか、、、。それは結果論ではなかろうか?と。
もちろん、画一的に同じこと学ばせる、同じように行動させることが 、
正しいことか、良くないことでは?という議論はあるものの、
相手の話を聞くことから、全てはスタートするはず。
集中して相手の話を聞くことは、
人間としての基本、家庭で教えることだ、と思っております。
勉強はしなくてもいい。でも相手の話を聞けるようになろう
習い事、スポーツをしている子に多いのは、
勉強は不得意でも、話を聞く姿勢ができている子です。
あまりに勉強が出来ないと、スポーツを辞めさせられてしまう、
という、
暗黙の裏ルールもあるので、平均点付近をしっかり取ってきます。
それで良いと思います。それで十分。
もちろん、授業はしっかり聞いている。
わからないこともあるのだろうけど、
話の聞き方はスポーツで鍛えられているので、集中力が持続している。
それは、机の上でも変わらない。だから座っていられる。
これが、勉強をしないと決めた家のあるべき姿なのかな、と思っております。
机に座る練習から。机の上で、Youtube鑑賞 でも良い
机の上でYoutube でも良いと思います。
私自身、長女にYoutube を見ることをあまり制限をしていませんが、
寝ながら見ることだけは禁じています。
情報を浴びるだけの受け身のYoutube を寝ながらは、サイコーなのですが、
将来的には最低です。
せめて、集中力をつける時間にしてほしい。
自分の子供が、机で耐えきれないようならば、
リビングで下記の流れで座る慣れを作っていきます。
Youtube:とにかく、座わる時間を作る。
↓
まんが :Youtube を見る時間を制限していき、代わりに紙の単行本を積み上げていく。。
↓
本 :この辺から子供の成長・発達によるので無理強いは出来ない。特に男の子は。
↓
学校の宿題
↓
自主勉強
まずは、活字の本を読むことが合格ラインにすれば良いかと思います。
もっと、座りながら、マンガでもOK。まずは机に座ろう。
勉強をしない男の子は焦らず。成長待つしかない。
私の家では、子供2人とも女子ですが、
当然ながら、女子と男子の発達による違いがあると思っております。
また、各家庭の親の習慣によっても、子供の気づきが早かったり遅かったり。
特に男子は成長が後からくる。高学年?中学生ぐらい?でしょうか。
私自身は、弟が2人います。2人とも、もう30代のおっさんです。
弟2人のことを思い出すと低学年までちょっかいを出されたり、
話し合いが成立しないなどがありましたが、
高学年になると、イザコザがパタっと無くなったことを良く覚えています。
まずは、授業に座っていられることだけ目指して、
授業より先の「勉強ができること」は、ずっと後でできればいい、と基準を変えても良いと思います。
まずは座れればいい。その先は子供が決めること
学校の授業を座って聞けない子の大方は、
親側の対応がうまくいっていない、もしくは、無関心すぎることが多い、ように思えます。
無関心はどうすることもできないとして、
親側の対応がうまくいっていない家庭は、求めるハードルが高すぎる。
授業をちゃんと聞けるようになるためには、中学受験塾は不要です。
授業がまともに受けられないのに、塾に行ってもますます悪化するだけです。
子供が座って話が聞けるようになるまで、親がゆっくり、焦らず見守りましょう。
その先、
中学受験をするか、Youtuber になるか、プロゲーマーになるか、
子供自身に選ばせましょう。