「しろくまのパンツ」の続編ですね。
前回が、大柄なしろくまさんの絵本だったのに対して、
今回は、小柄なねずみさんの絵本ですので、絵本自体のサイズも小さめになっております。
では、絵本自体のレビューに入ります。
tupera tupera について
一見、外国の作者さんのように見えますが、
亀山達也さんと 中川敦子さんによる日本人のチームの作家さんになります。
https://www.tupera-tupera.com/index.html
今の言葉で言うと、”クリエティブユニット”ですね。
2019年第1回やなせたかし文化賞を受賞。
代表作は、やはり「しろくまさんのパンツ」ですね。
おしりたんていの「トロル」さんのように、チームで絵本を作っているようです。
tupera tuperaさんの作品特徴は、子供がワクワクする仕掛け絵本です。
次女(5歳)の反応:○○のパンツ〜♡ を連呼
パンツのチラリズムは、中学生の男子だけでなく、
保育園のお子様も心躍るものとなります。
特に、1回見た後の子供は、必ずもう一回見よう!と行ってきます。
何のパンツか、当てたいのです。
はい、そうです。絵本の良本の証ある永久ループの開始です。
さてさて、ねずみさんのパンツはどこに行ってしまったのか。
そんなオチはさておき。
お子様のパンツ当てゲームに、付き合ってあげて下さいませ。
しろくまさんのパンツも合わせると面白い
ねずみさんのパンツ、から手にした方もいらっしゃると思います。
もちろん、それもOK。
ただ、しろくまさんの話も少し出てくるので、合わせて読んでも良いと思います。
全体的に1ページ 30文字以内のため、
3歳前後の年少さんにも話が入ってきやすい構成になっております。
パンツの特徴も、登場する動物、昆虫、爬虫類の特徴に沿っています。
全て出典元は、「ねずみさんのパンツ」です。
誰のパンツでしょうねぇ。。
こちらも、どちら様のパンツでしょう。。。
しろくまさんのパンツシリーズもそうでしたけど、
穴の向こうに出てくるパンツの柄が、また色鮮やか。
子供の心に残る絵柄が、細かく描かれています。
秀逸ポイント:子供の心を誘うパンツの穴
上記も出典元は、「ねずみさんのパンツ」になります。
この秀逸な”パンツ穴”が子供の心を惹きつけます。
“パンツ穴”の秀逸さをご理解いただくため、
めくりながら撮らせていただきました。
この本の制作、相当手間がかかっていると思います。
電子書籍では作れない、この仕掛けは大人まで心に残っていると思います。
本のレビューとしては、以上になります。
大人になっても続く本を通して、別の誰かと話す 時間
我が家としては、学習としての本を読む意味は、
「頭を良くしたい!」とか、そんな手前の話ではなく、
親以外の誰かと増やす機会としています。
親はいつか居なくなってしまう、
親以外からも協力してもらわないといけない、
親以外からもアドバイスもいただかないといけない、
人の話を聞く基礎を作って欲しい。
本は誰かの話を聞く基礎だと思っています。
毎夜、読む本の1冊が、
将来の娘たちが大人になった時に、
いいアドバイスをもらえる機会を得られるように祈って読んでます。
今日はおしまいです!